前回に引き続き、ベス単改造レンズのスペックを調べていきます。
今回は、最短撮影距離と、近距離撮影時と遠距離撮影時の画角です。
最短撮影距離
最短撮影距離は、約55cmでした。
人によりますが、腕を前に伸ばした時の長さくらいでしょうか。それより離れればピントを合わせることができると思います。

検証方法
- ヘリコイド接写リングを最大まで繰り出す
- 三脚にカメラを取り付け、被写体にピントが合う位置まで寄る
- その時の最短撮影距離をメジャーでざっくりと測る
この時まで知らなかったのですが、撮影距離は、レンズ先端から被写体までの距離じゃなかったのですね。カメラにある「距離基準マーク」(撮像面マーク)から被写体までの距離でした。
レンズ先端から被写体までの距離は「ワーキングディスタンス」といい、今回は約44cmでした。

画角の変化
ヘリコイド接写リングで、単玉レンズの位置を前後に大きく動かしてピントを合わせるため、遠距離にピントを合わせる(ヘリコイド接写リングを縮める)と画角は広く、近距離にピントを合わせる(ヘリコイド接写リングを伸ばす)と画角は狭く変化します。
それぞれどれくらいの画角になるか、比較参考となる焦点距離を調べました。
このピントによる画角の変化を「ブリージング」とよぶそうで。
レンズによってはブリージングの画角変化が真反対になるなど、奥深いのですが、調べるうちに眠たくなったので今回は……Zzz
検証方法
- 三脚にカメラを取り付け、ベス単改造レンズで撮影
- カメラは動かさず現代のレンズ(HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE)に交換し、同じ画角になるよう撮影
- 「手順2」の焦点距離を記録
近距離撮影時の画角
最短撮影距離で撮影した際は、参考となる焦点距離は98mmでした。(35mm換算で151mm)


一応、参考数値は出したものの…。レンズの焦点距離表示は無限遠が基準なので、近距離撮影では実際の焦点距離はだいぶ違うかと。
さらに、ズームや単焦点などレンズによって、同じ画角でも、表示される焦点距離はかなり変わってくるようです。詳しくは勉強不足でまだ説明できませんが、今回の数値はあくまで参考までに。
遠距離撮影時の画角
池の遠方の対岸を撮影した際は、参考となる焦点距離は70mmでした。(35mm換算で108mm)


おわりに
軽い気持ちで調べ始めましたが、撮影距離やブリージングなど、勘違いや知らなかった世界へ足を踏み入れてしまいました。
この先は、沼です。
ひとまず今回でスペックの検証・調査は終わりにします。
ここで沼から這い上がり、次回はベス単改造レンズのケースづくりを紹介できればと思います。



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