小さな焚き火台に対して、大きな薪。
そこで必要なのは、そう、薪割り用の斧。
バイク乗りの私が選んだのは…
FISKARS X11 薪割り斧
FISKARS X11は、フィンランドのFISKARS社の斧です。
フィンランドといえば、ムーミンの故郷。森と湖の国。
私の好きな建築家、アルヴァ・アアルトが生まれた国です。話は変わりますが、アアルトの椅子って曲げ木の曲線がとっても美しいですよ!!
ここがよかった!
手になじみ、取り回しがしやすい
グリップエンドに指が引っかかるため、すっぽ抜ける気配はまったくありませんでした。
柄が軽いためか、斧の刃の重みがよく分かり、振り下ろしやすかったです。
そしてなにより、デザインが好み。
手持ちの薪はほぼ割ることができた
最初は「あれ?意外と割れない?」と思ったりしましたが、初めてなので恐々と扱っていたのが原因でした。思い切って振り下ろせば、パッカパッカと割れていきました。
ちなみにちなみに、斧の扱い方は画像の本(「焚き火の本」 猪野正哉 著)で学びました。
焚き火についてのノウハウがつまっていて、面白かったです。
所有中のモーラナイフと色が合った
これはうれしい誤算でした。私が持っているのは「モーラナイフ Companion Heavy Duty Burnt Orange」ですが、まるで同シリーズみたいに見えて、ちょっとテンション上がりました。
ここはいまいち
とはいえ、不満が全くなかったわけではありません。
大きな節がある広葉樹は割れない。もしくは割りにくい
節に当たるとほんと、割るのが難しいです。より柄が長くヘッドが重いものであれば、破壊力で押し切ることができるかもしれませんが、これ以上長いものは買う気がしません。
大きな節があるものはノコギリで切るか、太い薪として使うこととしました。
なぜこれを選んだの?
次の4点がこれを選ぼうと思った理由です。
薪割り用であること
FISKARS X11は薪割り用の斧です。
ひと言で「斧」と言っても、実は様々な種類があります。よくオススメで紹介されてるものは、「チョッピング」と呼ばれる枝打ちや伐採がしやすい種類です。私の目的はあくまで薪割りオンリーなので、「スプリッティング」と呼ばれる薪割りがしやすい種類を探しました。
(斧の種類の違いは、こちらのhinataのページが参考になると思います)
バイクに積める長さ
車と違い、バイクは積める長さにどうしても限界があります。やろうと思えば長物も積めるでしょうが、メインバッグに入る長さが私の基準です。
ということで、求める全長は60cm以内、理想は50cm以内でした。その点、FISKARS X11の長さはケースを含めて49cmですので理想にピッタリ。
ちなみに、斧自体の長さは44.5cmでした。
収納の安全性が高い
標準でついている専用シースは、ロックがしっかりとできるため安全です。
持ち手もあるので運びやすいです。
柄が丈夫で手入れがしやすい
柄はグラスファイバー強化ナイロン樹脂で、軽くて丈夫。また、木製の場合は油を塗り込んだり保管場所の乾燥に気をつかわなければなりませんが、その必要がありません。
扱う際の注意点
これは斧全般に言えることですが、以下の点を気をつけるべきだと思いました。
安全対策はしっかりと
刃物を扱いますので、手袋とブーツはしっかりしたものを。私はバイク乗りなので革靴をはきましたが、万全を期すなら安全ブーツがいいかも。
もちろん、薪割りの姿勢も大切だと思います。斧を振り下ろす先に足を置かない。これだけは気をつけた方がいいと思いました。
薪がふっとんで行っても大丈夫?
薪を割る前に、周囲を見回すことが大切です。人が近くにいないことは当たり前ですが、家で薪を割るなら、薪が飛ぶ方向にガラスなどの割れそうなものがないかチェックを!
実は私、ヒヤリとしてしまいました。薪って意外といい勢いで横に飛んで行くんですよね。
まとめ
FISKARS X11は、サイズ、扱いやすさ共に、バイク乗りにオススメの薪割り斧だと思います。
木製の柄も味があって育てる喜びもあると思いますが、こういうメカメカした斧も、どこかバイクと通じるところがあっていいですよ。
そしてなにより、フィンランド好きなので、『FINLAND』と書いてあるのがたまりませんw
コメント